自家製ジャムで美味なる朝食を。これぞ本物の贅沢

仕事が一段落つく年齢に差し掛かると、朝の時間を有効に使えるようになったという人も多いのではないでしょうか。気持ちのいい朝の日差しをしっかり浴びて、ゆったりとした朝の時間を過ごすと、その日の充実度がまるで違いますよね。今回は、そんな余裕のある優雅な朝食にぴったりな、自家製ジャムをご紹介します。

これから旬の「朝ジャム」レシピ3選

ヨーロッパの家庭では、果物の実る季節に、たくさんのジャムを作って1年間食べ続けるのが一般的です。日本では四季折々のおいしい果物が一年中手に入るので、季節に合わせた旬の自家製ジャムを作って楽しんではいかがでしょうか。そこで、手作りで楽しみたい、おいしいジャムの作り方をご紹介します。

ジャム作りをしたことがある人なら、その甘酸っぱい香りが部屋中に広がる感覚が忘れられないのではないでしょうか? ジャムに必要な材料は、基本的に果物や野菜と砂糖のみです。この2つの材料を、お鍋で煮詰めて、殺菌した瓶に詰めれば完成なので、とてもシンプル。初心者でも簡単に挑戦することができます。ただ、果物の皮むきや下処理、そして、お砂糖と一緒に煮詰める時間など、手間暇がかかるので、忙しい時にはなかなか挑戦できません。しかし、手づくりジャムは市販のものとは比べ物にならないおいしさを持っているので、一度作ると病みつきになるはずです。

・甘酸っぱい「すももジャム」

いちごジャムなど定番のものは市販品がたくさんあるので、せっかく手作りするときには、珍しい果物を使ったジャムに挑戦してみたいものです。すもものジャムは、酸味が爽やかで、甘いものが苦手な人でも食べやすいのが特徴です。種をとって皮のまま細かく刻み、砂糖と一緒に煮込むだけで、おいしいジャムを作ることができます。すももと砂糖の比率は8対2ぐらいがベストです。

・素朴なおいしさ「みかんジャム」

冬には箱でみかんをお取り寄せするご家庭もあるかもしれませんが、少し油断していると、傷んでしまいがちです。そこで、傷む前にジャムにすれば、おいしさをより長く楽しむことができます。旬の果物を使うことで、自然の甘さを楽しむことができるので、砂糖の量を減らすこともできて、よりヘルシーになります。マーマレードなど皮ごと楽しむジャムもありますが、皮を入れると苦みが出やすく甘さの調節が難しいですね。手作りの場合は、しっかり皮をむいて、実だけで作ることで香り豊かな癖のない美味しさを楽しむことができます。みかんと砂糖の比率は7対3ぐらいがベストです。

・野菜がおいしい「にんじんジャム」

果物のジャムは一般的ですが、野菜のジャムはあまり食べたことがないのではないでしょうか。でも実は、野菜でもしっかりとした甘みのあるおいしいジャムが作れます。にんじんをすりおろして、少量の水と砂糖で煮込みます。よりジャムらしくするために、にんじん500グラムに対してカップ1杯ほどはちみつを入れ、レモン汁でさっぱりと酸味を加えれば、今まで味わったことのない風味を楽しめます。甘さは、はちみつで補うことができるので、にんじんと砂糖の比率は7対3ぐらいがベストです。

パン&ジャムのベストコンビで脳活を

朝に糖分をとると、寝ている間に減少したブドウ糖が脳に補充されると考えられるため、“脳の目覚め”につながります。ジャムに含まれる砂糖は、体内の血糖値を効率よく上げ、朝の目覚めに最適。さらに、パンに含まれるデンプンはゆっくりと身体に吸収され、血糖値も緩やかに上昇していくので、自然な目覚めにつながりそうです。朝、パンにおいしいジャムを塗って食べると、“脳活”の意味でもうれしい効果が期待できるのですね。

しかし、市販のジャムでは砂糖や添加物が気になる人も多いのではないでしょうか? 経済的にも余裕の出てきた年齢だからこそ、体にいいものだけを楽しみたいですよね。そんな人は、ぜひ自家製のジャムに挑戦してみてください。

「面倒なこと」こそ一番のぜいたく

ジャムは下ごしらえにも、煮込むのにも時間と手間がかかります。しかし、その手間こそが、ぜいたくな時間を作りだす鍵ではないでしょうか? 旬のおいしい食材を使って、手間暇かけて作ったジャムを、朝から優雅にいただけば、心からゆったりとした時間を楽しむことができます。余裕ができる年齢だからこそ、今まで楽しむことができなかった、「面倒なこと」にチャレンジして、新しいぜいたくを手に入れてみてはいかがでしょうか?

 

文:ゴパート夏南子 Kanako Goeppert

オーストラリアでメディアや哲学を学んでいた大学時代に、ドイツ人の夫と学生結婚。大学卒業後、ヨーロッパへ移住し、翻訳家やライターとして活動。自身の経験を武器にジャンルを問わず、多方面の記事を執筆中。

関連記事