フォンデュ鍋であったか&おしゃれな食卓を!!

冬といえばだんぜん土鍋で作るお鍋料理! 寒い日にあったかい鍋を囲む光景は日本の冬の風物詩ですが、実は、はるか欧州の国・スイスの人々も大の鍋好きだとご存知でしょうか。

そう、スイス版の鍋料理といえば、ずばりフォンデュ鍋です。でもフォンデュってチーズフォンデュしかないのでは……と思われがちですが、本場スイスではチーズのほか、オイル、スープと3種類のヴァリエーションがあります。フォンデュ大好きなスイス人の家庭では、それぞれの専用鍋を持っていることも少なくないとか。そこで、今回は日本の家庭で簡単に挑戦することができて、とってもおしゃれなフォンデュ料理をご紹介します。

 

フォンデュでポカポカ! おしゃれなお鍋タイム

 日本のお鍋もバラエティ豊かでとってもおいしいですが、たまには少し変わったことにチャレンジしてみたいものです。そんなときに試してみたいのが、スイスのフォンデュ料理。日本で使っているガスコンロとお鍋でも作ることができますし、もう少しおしゃれな雰囲気を演出したいなら、スイスのフォンデュ専用の鍋を準備すると、おしゃれ度満点になります。

 家族やお友達を集めてのフォンデュパーティも楽しいですし、夫婦2人でゆったりと楽しむのも贅沢なものです。そこで、スイスで親しまれている、フォンデュ料理をご紹介します。日本にある材料で簡単に楽しむこともできます。

 フォンデュ シノワーズ(Fondue Chinoise)

 スイスを訪れたことのある人なら、レストランのメニューで見たことがあるかもしれません。このフォンデュは「スイス流のしゃぶしゃぶ」といった料理で、コンソメのきいたスープをお鍋で温め、そこに薄切りのお肉をくぐらせて食べます。もしも外国語の知識がある方ならば、この名前にぴんとくるのでは。そう、シノワーズとは、ずばり中国という意味。つまり、中国の鍋と訳すことができるのです。

 スイスでは冬になるとスーパーの冷凍庫に薄切り肉専用のコーナーができるほど、広く親しまれている定番料理です。スイスには普段、薄切り肉を食べる習慣がないので、おそらく名前の通り、アジアの習慣が持ち込まれた料理なのでしょう。ただ、ポン酢やゴマダレではなく、ケチャップ、カレーソース、バルサミコソース、フルーツソースなどを付けて食べるので、手軽にヨーロッパな雰囲気を味わえます。小皿にたくさんのソースを用意して、スイススタイルで楽しんでみましょう。

 

フォンデュ ブルギニョン(Fondue Bourguignon)

 こちらは、角切りのサイコロ肉を熱した油につけて揚げる豪快なフォンデュです。日本風にいうと「素揚げ」といったところでしょうか。卓上に油で熱したお鍋を置くので、お子さんがいる場合には少し危険かもしれませんが、大人だけでゆったりとした時間を楽しむなら、面白い料理です。

 油をたくさん使うので、サラダなどのさっぱりとした付け合わせを用意するとバランスよく食べられます。ただ、熱しすぎると危険なので、火の調節に気をつけたほうがよさそうです。

 ケーゼフォンデュ(Käsefondue)

 やっぱりフォンデュ料理といえばチーズフォンデュです。大人だけで楽しむ場合は、ワインを効かせてリッチな香りを楽しんで。お子さんも一緒に楽しみたい場合は、牛乳などで代用するとマイルドに仕上がります。スイスではパンを付けて食べるのが一般的ですが、食べやすく切ったソーセージやボイルした鶏肉、ブロッコリー、カボチャ、ニンジンなどの野菜もチーズとよく合うので、一緒に楽しむとバランスのいい食卓になります。

 スイスではフォンデュ用のチーズが売られていますが、手に入らない場合は、グリュイールチーズやゴーダチーズなどの硬いチーズを使うとおいしく食べられます。チーズを細かく切って、ワイン(もしくは牛乳)、コーンスターチ、お好みのスパイス、にんにくなどをお鍋に入れれば完成です。

 簡単におしゃれな食卓を

 日本のお鍋に少し飽きてきたり、ワインに合う料理を食べたりしたいときには、簡単に楽しめるフォンデュ料理が便利です。また、ワインのおつまみとして、温かくてとろけるチーズや肉、野菜を少しずつ食べると贅沢な時間を味わうことができますよ。

文:ゴパート夏南子 Kanako Goeppert

オーストラリアでメディアや哲学を学んでいた大学時代に、ドイツ人の夫と学生結婚。大学卒業後、ヨーロッパへ移住し、翻訳家やライターとして活動。自身の経験を武器にジャンルを問わず、多方面の記事を執筆中。

 <おまけ>チョコレート・フォンデュも一興!

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