簡単すっきり!ヨーロッパ流 お部屋づくりのヒント

ヨーロッパへ旅行した際に、街中で見かけたかわいらしい民家が印象に残っているという人もいるかもしれません。実際のおうちの中はどうなっているのかしらと気になっていませんか? 映画やドキュメンタリーなどで見られる様子は一般的ではないと思われがちですが、実は普段から映画のセットのようにスタイリッシュに保っている家庭がヨーロッパには多いようです。特にドイツでは、カーテンをせずに、窓の外から中の様子が見えるようにしている家庭も多く、常に美しく整頓しているのが当たり前になっています。

もちろん、大切な書類を置く書斎は、人から見えないようにしっかり隠し、見せるところと見せないところを家の中で分けています。これならいつお客さんが来てもあわてなくて済みますし、忙しい時でも「見せるところ」だけ片付ければいいので、簡単です。今回はそんなドイツの家庭の収納術をご紹介します。ちょっと色や形を変えるだけで、おしゃれで優雅な空間を演出することができるはずです。

お部屋作りのポイント! すっきり見せる工夫

お子さんがいるとなかなか片付けるのは大変ですが、大人だけの家の場合は、いつもすっきり片付けておくことが可能です。今回はお客さんが来られる際はもちろん、普段から多くの時間を過ごすリビングルームをおしゃれに変身させるポイントをご紹介します。

“不必要”なものを置く

必要なものをあれもこれもと置いていると、生活感があふれておしゃれな雰囲気を壊してしまいます。生活必需品はリビングに置かないようにするか、必要最低限のものだけを置くように心がけるとよさそうです。ボールペンやリモコンなどリビングで使うものは、ソファーの下に収納箱などにしまっておけば、いつでも簡単に取り出すことができて便利です。また、生活には必要ない、かわいい小物、芸術品、お花などを置くことで、優雅な雰囲気を演出できます。

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物を入れてもよし、飾ってもよしの。ルワンダの女性たちが編んだバスケット 6,048円(税込)

電化製品を隠す

ドイツでお友達の家に遊びに行った際、テレビがどこにあるのかわからない場合があります。最近のテレビは薄型で、おしゃれなデザインのものもありますが、やっぱり無機質な雰囲気がありますよね。そこで、テレビを棚の中に入れて、見る時だけ扉を開けるようにすると、お部屋の雰囲気がガラッと変わります。また、ついダラダラと見てしまいがちなテレビですが、隠しておくことで、ほかのことに目がいくようになり、趣味に集中しやすくなるようです。

面積の広い家具はビビットな単色で

ソファーなど面積の広い家具を、赤や青などの単色にすることで、お部屋の雰囲気がシンプルに変化します。また、大きな家具の色に合わせて、ほかの小物の色を選ぶと、全体に統一感が出て引き締まった印象になるので、簡単にスタイリッシュな空間を演出できます。もちろん、カラフルが好きな人は、クッションや、ほかの小物を彩りよくすればOKなので便利です。また、棚の収納が少ない場合は、ビビットなカラーの箱を部屋の隅に置くと、収納の代わりにもなります。

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2種類のリバティプリント柄が楽しめるリバーシブル仕様のクッションカバー 5,940円(税込)

小さな照明でキャンドル風

ヨーロッパの家では、暖炉やキャンドルなど、火のぬくもりを好む場合が多いですが、地震の多い日本では部屋の中でキャンドルをたくさん灯すのは少し心配ですね。そこで、小さな照明に温かみのあるオレンジ系の電球を使って、たくさん部屋に配置することで、キャンドルの火のようなぬくもりを演出できます。読書をする人は、ソファーの近くに読書用のライトを配置して、ほかのライトは間接照明や小さなランプにすると、リラックスした雰囲気を保つことができるでしょう。また、間接照明には生活感を隠す効果も期待できます。

いつでも見せられる空間を

いつ人に見られてもいい空間を作ろうと思うと、自然と無駄なものが省かれていきます。大人の落ち着いた空間で、優雅でリラックスしたひと時を過ごせば、仕事もプライベートも今よりももっと充実するはずです。

 

文:ゴパート夏南子 Kanako Goeppert

筆者プロフィール:

オーストラリアでメディアや哲学を学んでいた大学時代に、ドイツ人の夫と学生結婚。大学卒業後、ヨーロッパへ移住し、翻訳家やライターとして活動。自身の経験を武器にジャンルを問わず、多方面の記事を執筆中。

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