【編集長インタビュー】『DAMA collection』が考える2015年夏の最上の着こなし

全5回に渡ってシリーズでお届けしてきたDAMA編集長インタビュー。最終回となる今回は、DAMAシリーズの根本である『DAMA collection』の天利美智代編集長に、2015年の夏の着こなしについて聞きました。

ボトムスは長くワイドに。大胆なフォルムも着こなして

――フォルムや色、モチーフなど、2015年の夏の傾向を教えていただけますか。

天利 まず、ボトムスの丈は長くなると思います。ワンピースも、これまでの夏より長くなります。シルエットで言うと、スカートはフレアタイプのものだったり、パンツなら春から続いてワイドなものですね。トレンド軸ではなく、季節性のものとしてはビーズ系のモチーフが夏らしくて魅力的で、色はターコイズが出てきます。春に続いてブルーとイエローの組み合わせも2015年らしいですね。

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ベトナムビーズ刺繍 カフタンチュニック 

後ろ襟ぐりと裾にポイントを置いた、プレーンな仕上がりにしているのも今年の特徴。ヒップを隠す着丈に加えて、よりすっきりとした後ろ姿をアピールします。

――夏になると肌の露出が多くなるので、体型のことが気になったりしておしゃれが難しくなるんじゃないかと思うのですが、おすすめのシルエットなど、夏のファッションアドバイスをいただけますか。ミセス向けの夏物というと、やはり隠すためにストンとした絞りのないシルエットが多いイメージなのですが。

 天利 『DAMA collection』ではシルエットを絞ったものもあれば、絞らないものもご用意しています。それぞれご自身に合うものをお選びいただければ良いと思うのですが、案外、ウエストがシェイプされたワンピースのほうが好調なんですよ。ウエストの後ろの部分やお腹まわりに目立たないようにギャザーが入っていたり、ドレープが入っていることで、隠したい部分をさりげなくカバーするデザインのものをご用意しています。

 ――なるほど! タイトなシルエットやウエストマークされたデザインでも、パツパツにはならないんですね。

 

止まらずにチャレンジすれば進化できる

天利 夏はやはりワンピースが好調です。上下を買ってコーディネートするより、たった1枚で決まりますし。そういった意味もあって、DAMAシリーズは全体的にワンピースのバリエーションが豊富です。そこに遊び心やトレンド要素をどうやって取り入れるかによってステップアップできるので、いろいろなタイプにチャレンジしていただきたいですね。「自分にはこれしか似合わない」と思うとそこで終わってしまいますので。チャレンジすれば、「こういう色も似合うみたい」「こういうシルエットも案外着やすいのね」と発見することが、きっとあるはず。チャレンジしていくことが、おしゃれの楽しさにつながっていくのだと思います。

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ラッティ社 ジャングルプリント リネンワンピース

黒にベージュの葉をあしらったジャングルプリントの麻ワンピースです。

 ――安泰なところばかり選ぶのではなく、チャレンジすると、そこで進化できるということですね。

 天利 やはり変化していかないとつまらないですよね。洋服ダンスやクローゼットを開けて、3年前のものばかりではつまらないじゃないですか。お買い物をするときに、「これはもう持ってるから、次はこういうのを買ってみよう」とチャレンジをして、うまくレイヤードできるといいですよね。そういったことも『DAMA collection』を通じて楽しんでいただきたいと思います。

 ――新しくこんなアイテムを買ってみたから、これを着て出かけたい。そんな風に思えるといいですね。

 天利 ファッションでは、新しい自分を発見していくということが大事なんだと思います。ワードローブに黒とグレーとネイビーしかない、といのでは楽しくないですよね。やっぱりそこにキレイな色がほしくなるし、新しい色を足していくと気持ちも明るくなるじゃないですか。

 ――新しい色にチャレンジするときは、まず小物など小さな部分から取り入れればよいのでしょうか。

 天利 ストールやスカーフは取り入れやすいと思います。でも『DAMA collection』や『DAMA Premium』のお客様に関しては、大胆にチャレンジする方が多いですよ。春先には、鮮やかな花柄のニットなどもよく出ましたし。

 ――ファッションでチャレンジをするときに、具体的にどういったことに気をつければよいですか。

 

自分のボディサイズ、ジャストな服のサイズを知る

天利 やはり自分のサイズを知ることは重要だと思います。「股下はいくつ?」と聞かれてすぐ答えられる方はきっと少ないでしょう。どのサイズを着るのがベストなのか、ご自身でうまく選択することで、キレイに見えるかどうかが違ってきます。たとえば、オーバーサイズを着るとかえって太って見えます。ぴったり合うサイズを着た方がよかったりするんです。カタログでは「ヌード寸」ではなく「出来上がり寸」を表記しているのですが、DAMAのサイズ感は、二の腕やウエストまわりなどは少し大きめに、絞りは少しやさしめになっています。

 ――選び間違うことが少ないように構成されているんですね。年代が上がるとパンツを着こなすのが難しくなってくる気がするのですが、いかがでしょうか。

 天利 パンツは難しくないですよ。パンツって“履き慣れること”なんだと思います。サイズが合っていて履き慣れさえすれば、活動もしやすいですし。『DAMA collection』で扱うパンツは、股上の深さが前後でかなり違うんです。しゃがんだときにヒップが見えたりしないよう、前と後ろの差が大きくなっています。

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4WAY ストレッチデニム クロップドパンツ

深い股上は座った時の背中見えも防ぎます。ロールアップすると、裾裏に施した赤耳風ステッチがアクセントに。

――なるほど! 前から見ると浅めでおしゃれなシルエットに見えても、後ろは深めで安心なんですね。ミセス向けのパンツというと、「すっぽり覆う」というイメージでスタイリッシュさには欠けるように思っていたのですが、股上の深さにまで気を使われているものであれば、おしゃれに、そして安心して履けます。

 天利 おしゃれを重ねてきた大人の女性なら、きっと気に入ったボトムの形があると思います。同じシルエットのものを、色違いや素材違いで買うということもあるでしょう。『DAMA collection』ではそういったニーズにも応えていきたいと思っています。素材によってニュアンスは違ってくるのですが、サイズ感はなるべく統一するようにしているんです。

 ――そうすると、一度でぴったり自分に合うパンツが見つかれば、その後は安心して他のパンツも購入できますね。

 天利 さらに、ご自身で気に入ったパンツのサイズを部分ごとに細かく測って知っておくと、他のパンツを買うときにも参考になりますよ。いちいち試着をするのはとても疲れますし。

 ――疲れます(笑)。自分のボディサイズではなく、パンツそのもののサイズを測るという発想はなかったです!

 天利 背が高く見えるジャケットの丈などもあります。そうやって、みなさん学習されていますね。

 ――まずは自分のことをよく知ってから、いろいろなシルエットや色に挑戦していきたいと思います。ありがとうございました。

これから活躍の夏アイテムはDAMA Collection 夏号でチェックして下さい!

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文:醍醐由貴子 Yukiko Daigo

ライター。女性誌、男性誌を問わずさまざまなフィールドで活動中。フリーランスのPRとしても飲食店やプロジェクトを担う。

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