定番から脱却するには?差のつくアンサンブルの着こなし

アンサンブルと言えば、半そでやノースリーブニットにそろいのボタンつきカーディガンが定番です。気温が変化しやすい時期は、アンサンブルに頼りっぱなしという方も多いことでしょう。でも、つい同じような着こなしになってしまうことはありませんか? 定番のアンサンブルから少しひねりを加えて、アンサンブルを主役にした着こなしに挑戦してみてはいかがでしょう?

ハイゲージニット以外のアンサンブルで意外性を

アンサンブルの素材と言えば、ハイゲージニットが王道です。定番型のアンサンブルニットを、色違いで何色がそろえておくと便利ですよね。オンでもオフでも無難な普段着という印象のアンサンブルですが、素材を変えるだけでいつもと違う表情を楽しめます。
シルクやジャージー素材、モヘア調の起毛ニットやレース地を使ったアンサンブルも登場しています。フォーマルなシーンには上質なシルクやレース素材できちんと感を、オフにはカジュアルなジャージー素材でリラックス感を演出してみましょう。素材が異なるだけで着心地はもちろん、スタイルにも変化がつくので、着こなしの幅がひろがります。また、素材によってはスタイルアップ効果が期待できるものもあるので、さまざまな素材に挑戦してみてください。いつものニット素材から少し冒険して、この秋は異素材にも目を向けてみてくださいね。

形に柔軟性を

無難なアンサンブルコーデにスパイスを加えるなら、インナーとアウターのデザインにギャップのあるタイプをチョイスするのもおすすめです。インナーがチュニックやワンピースのタイプや、アウターの丈や袖の形に変化をつけたデザイン性の高いタイプなどは、それぞれ1枚でも主役級の存在感があるので活躍度が違います。定番の形にとらわれず、遊び心あるデザインをチョイスしてみましょう。

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イタリア糸 ウールカシミヤ アンサンブル


アウターはロング丈の襟元が華やかなタイプや、ジャケットの代わりの羽織りものとして少し厚手のタイプも便利です。厚手の素材も、ゆったり袖の5分丈や7分丈に薄手の軽やかなインナーをあわせることで、重い印象になりません。インナーは胸元のデザインにもこだわりたいところ。ビジューや刺繍を施したタイプなら、アフターファイブにアウターを脱ぐだけでパーティーでも使える一品に。

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イタリア糸コットンレース&刺繍使い アンサンブル


カラーや素材など最低限の統一感をキープして、アンサンブルとしてはもちろん、1枚で着ても楽しいデザインを選んでみてください。

プリントや柄ものが熱い

今シーズンは、プリントが流行の兆しです。いち早く流行を取り入れるなら、アンサンブルにもプリントや柄ものを取り入れてみてはいかがでしょう。ボヘミアンやエスニックテイストの柄など、存在感のあるプリントなら華やかさもアップします。

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ラッティ社 シルクプリント&シルクニット アンサンブル


形は定番のシンプルタイプがベスト。大胆なプリントもアンサンブルの上品さがうまく中和して大人スタイルに仕上げてくれます。またカラーチョイスも大切なポイント。寒くなるシーズンは無難なダークカラーについ手が伸びてしまいがちですが、あえてパステルやビビットカラーを。グレーやブラウン、ネイビー、カーキなどのダークカラーは、プリントや柄がぼんやりして、返って老けた印象を与えてしまう可能性があります。明るめのカラーなら、柄の華やかさが生き、首元も明るい印象に仕上がります。

ポイントを絞ったチョイスで洗練仕上げ

今回、紹介したポイントは、それぞれ主張が強いので、複数のポイントをミックスするのはあまりおすすめできません。ポイントがいくつも重なると、せっかくのアンサンブルの上品さが損なわれてしまううえに、かえって野暮ったい印象になってしまいます。デザインを重視するならプリントは諦めるなど、「捨てる」ことも大切。新しさに挑戦する冒険心と、余分な要素を捨てる潔さをキーワードに、定番のアンサンブルの着こなしをワンランクアップさせてくださいね。

 

文:平理以子(Riiko Taira)

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