初夏のモノトーン、どう着こなす?

暖かい季節になると、街に増えるのが軽やかなライトカラーのファッション。モノトーンはどうしても秋冬のイメージが先行しますが、夏のモノトーンスタイルもスタイリッシュで素敵です。今年の夏は、あえてモノトーンカラーで、凛とした大人のファッションにトライしてみませんか? 色味をおさえて、大人の色気を演出してみましょう。

初夏のモノトーンファッションのポイント

初夏のモノトーンファッションでポイントにしたいのが素材です。おすすめのトップス素材はシフォンやオーガンジーなどに代表される透け感のある素材。ブラックはどうしても強い印象になるので、初夏の軽やかさを出すために素材は柔らかいものを選びましょう。一方、ボトムスはパンツならサマーウールやリネンなど少しハリのある素材を、スカートならシルクやシフォンなどの柔らか素材がおすすめです。甘めのトップスにハリのあるボトムスを合わせて引き締めるも良し、やわらかさを全身にまとい統一感を出すのも良いでしょう。

174202f1.jpg

<洗えるシルクジャージー&シフォン>伸びやかでマットな質感のジャージーと、ふわりと透けるエアリーなシフォン。洗えるシルク素材ということが、上質に拘る大人の女性好み。

また、柄やデザインにもこだわりたいところ。モノトーンの強さを全面に出すなら、無地のシンプルなデザインがベストですが、大人のモノトーンファッションとしてはちょっと尖りすぎている印象です。ドットや花柄などでやさしさをプラスしてみてはいかがでしょう。ドレープやフリルなど女性らしいデザインが施されたものなら、さらに女らしい印象になります。

オンはブラック中心。シックな着こなしで差をつけて

オンのスタイルでは、ブラックを利かせた辛口シックな着こなしに挑戦してみてはいかがでしょう。スーツやセットアップ、ワンピースなど、ブラックをメインにするとシックな雰囲気になります。ただ気をつけたいのは差し色の使い方です。いくらモノトーンとはいえ、ブラックの分量が多い着こなしに、ホワイトを足しただけでは喪服のようになってしまいます。とはいえ赤や青、イエローなど原色に近いカラーは、オンのスタイルとしては主張が強すぎる印象です。パステルカラーのような明るめの差し色なら、軽さも女らしさもプラスできるのでおすすめです。

オフはホワイトカラーで。小物や差し色で遊ぶのが正解

オフの着こなしのポイントにしたいのは、ホワイトカラーです。白は夏に向けて活躍度が上がるカラーなので、さまざまな着こなしが楽しめます。あえて全身白のコーディネイトにブラックのジャケットを羽織って、よそ行きカジュアルを演出してみるのもおしゃれです。またお散歩などのワンマイルウェアにはコットンの幅広ボーダーや、リネンのオーバーサイズシャツなどが重宝します。

195601c1.jpg

<コットンストレッチドロップショルダーチュニックシャツ>ドロップショルダー、フロントの太めのタック、少しコクーンのゆるやかなシルエットなどどこも締めつけることなく、初夏にピッタリ。

定番のジーンズにホワイトシャツだけでちょっと物足りないときは、スカーフや羽織アイテムをプラスして小慣れ感を出しましょう。ホワイトカラーは実はブラック以上に主張が強いので、差し色のチョイスは重要です。ライトなグレーやカーキーカラーなどは、ホワイトの強さを和らげてくれます。逆にホワイトカラーを主張したいときはブラックカラーを合わせると、おしゃれ感がアップします。作りたいスタイルによって、ホワイトはシックにもカジュアルにも使える便利カラー。シーンに合わせたカラーコーディネートを楽しみましょう。

170003c1.jpg

<シルクサテン&シフォン フレアーチュニック>艶やかなシルクサテンに透け感のあるシルクシフォンを重ねたタンクトップのチュニック。裾のラインを複雑にすることでゴージャスなドレープ感が生まれています。

大人だからできる粋なモノトーンファッション

モノトーンはおしゃれに欠かせないカラーですが、組み合わせによって印象がガラリと変わる難しい色でもあります。年齢を重ねるときれい目のカラーをセレクトすることが多くなりますが、大人ならではのモノトーンファッションも粋で素敵です。

クローゼットの奥に仕舞い込んだ、モノトーンアイテムをこの夏活躍させてみてはいかがでしょう? 思わぬファッションの楽しさを再発見するかもしれませんよ。

文:平理以子Riiko Taira

関連記事