人生を共にするパールを選ぶ

ヨーロッパでは、ダイヤモンドやエメラルドなど、きらびやかなジュエリーが古くから親しまれてきましたが、実は控えめで上品なパールも高級なジュエリーとして人々に愛されていました。パリのルーブル美術館に展示されている絵画や美術品の中にも、真珠を描いた作品が数多くあり、古くから人々の心を魅了していたことがわかります。

日本では、邪馬台国の時代から真珠の採取を行っていたといわれるほど、いにしえからその天然の美しさが楽しまれてきました。現代では、日本人女性のきめ細やかな肌、黒い髪が真珠の輝きと美しく調和する姿に、憧れを抱くヨーロッパの女性も多いようです。今回は、大人の日本人女性の特権といえるパールの身に着け方と、選び方をご紹介します。

知っておきたい真珠の選び方

真珠は、冠婚葬祭はもちろん、特別な日のディナーやパーティーの際も、主張しすぎることのない美しさで女性を輝かせてくれるアイテムです。何世代にもわたって母から娘へと受け継がれているご家庭もあるかもしれません。しかし、天然、養殖ともに生きた貝によって作られる自然の恵みなので、同じものは世界にひとつしかなく、また、大きさや形、色などさまざまな種類があるため、何種類か持っていたいと思う人も少なくないのではないでしょうか? そこで、大人の女性だから知っておきたい、真珠の選び方をご紹介します。

大きさを選ぶ

真珠にはさまざまな大きさがあります。しかし、大きい真珠を作る際、貝にたくさんの負担がかかるため、大きくて質のいいものは希少価値が高いようです。4.0から5.0mmの小さめの真珠は、繊細ながらカジュアルな印象を演出することができ、8.5から9.0mmの大きめの真珠だと、堂々とした存在感を味わうことができます。冠婚葬祭などで上品に身に着けたい場合は、7.0から8.0mmのものが定番といえるようです。

形を選ぶ

真珠というと、真円のものを思い浮かべる人も多いと思いますが、完璧な真円というのはとても貴重です。代表的な形としては、真円型、楕円型、しずく型、筋の入ったサークル型、バロックと呼ばれる変形型などがあります。もちろん、真円で美しく揃ったネックレスは清楚で美しいですが、カジュアルに使用したい場合は、さまざまな形で個性を演出できる変形型の真珠を使用したネックレスや、かわいらしいしずく型のピアスなどを身に着けると、上級なおしゃれを楽しむことができます。

色を選ぶ

真珠というと、白というイメージもありますが、白の中にも、ピンク系、クリーム系、ブルー系、ゴールド系など、さまざまな種類があります。そして、白ではなく色の濃いグリーン系、ブラック系、ブルー系もあり、好みによって選ぶことができます。肌の色、季節、洋服の色に合わせて、寒色系と暖色系を選ぶのもよさそうです。また、留め具の色によっても印象が変わってくるので、お気に入りの組み合わせを探してみましょう。

自然の温かみを感じる

このように、真珠には色、形、大きさと、本当にさまざまな種類があります。真珠は、機械で作ることができない自然の恵みなので、養殖真珠であっても、貝が一つひとつの美しさを生み出しているのです。ですから、えくぼと呼ばれる傷があったり、色の深みが違ったりすることがあります。これらを、ネガティブなものと捉えるのではなく、個性と捉え、世界にたったひとつのあなたの真珠として、大切にお手入れして身に着けると、あなたの女性らしさをしっかり輝かせてくれるはずです。

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文:ゴパート夏南子 Kanako Goeppert

オーストラリアでメディアや哲学を学んでいた大学時代に、ドイツ人の夫と学生結婚。大学卒業後、ヨーロッパへ移住し、翻訳家やライターとして活動。自身の経験を武器にジャンルを問わず、多方面の記事を執筆中。

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