パリジェンヌの美しさの源はマルシェにあり!

 

とれたての野菜、蜂蜜、チーズ……、パリジェンヌの美しさの源はマルシェにあり

 

年齢を重ねて、なお魅力的なフランスの女性たち。その美しさの源は、フレッシュで良質な食材が並ぶマルシェ(市場)にあります。マルシェは、スーパーでは巡り合えない真に豊かな食の宝庫です。仕事や家事でお疲れ気味の心と体を、ヘルシーな食べ物でいっぱいに満たすことで、生活が豊かにアクティブに広がります。量より質を楽しむ余裕が出てきた年頃だからこそ、良質な食べ物を楽しみたいものです。

 

マルシェではやっぱり“ビオ”!

 

ヨーロッパの街でよく目にするのが“BIO(ビオ)”の文字です。これは、ドイツ語やフランス語などで自然食品を意味する言葉で、オーガニックの食材や食品を表しています。フランスやドイツのスーパーには、ビオコーナーが設けられているお店が多く、また、ビオ専門店も多く存在しています。しかし、パリではやっぱりマルシェで買うのが一般的です。古くからビオ専門のマルシェもあるほど、生活にしっかり根付き、オーガニックの野菜、ジャム、チーズ、はちみつ、お肉、お魚、化粧品など様々なものを、新鮮な状態で手に入れることができます。お値段は一般的なモノより少し高めですが、ちょっと奮発しても、体のために食べたい食品ばかりです。

 

ここでは、ビオ・マルシェで見られる、パリならではの食材をご紹介します。

 

“根セロリ” のこんなうれしい効果

 

ヨーロッパで冬の野菜の定番としておなじみの根セロリですが、日本ではあまり見かけないものではないでしょうか。根セロリとは、土の中に丸くできる根菜で、マイルドなセロリといった味わいです。初めて見た時は、どう調理していいのか想像がつかないかもしれませんが、実はこの野菜、ポタージュやスープにすると、体がほっこりして、芯から温めてくれます。また、鉄分やビタミンC、食物繊維がたくさん含まれているので、便秘や貧血が和らぐといわれ、体の中がきれいに整います。さらに、根セロリの香りには気分をすっきりさせる効果もあるので、心も体もリラックスできます。

 

おいしい“塩の花”で贅沢気分

 

フランス語でフルール・ドゥ・セル、日本語に訳すと塩の花という種類の塩は、昔ながらの製法で海水から作られる天然の塩です。ロワール=アキテーヌ地方のゲランド塩田で丁寧に作られる塩の花は、世界でも人気があり、太陽と海と大地の恵みを味わうことができます。ちょっと贅沢に、特別なお塩を楽しむのは、大人ならではと言えるのではないでしょうか? もちろん、多様なお料理に使うことができて、食材のおいしさをたくさん引き出してくれるので、便利に楽しむことができます。

 

“ビオ”オリーブオイルの底力

 

オリーブオイルといえば、オメガ9を多く含む脂肪酸オレイン酸を主成分としている油で、悪玉コレステロールを下げる効果があるといわれています。実際、脂肪分の多い食事をする文化にありながら、動脈硬化などの心疾患が少ない地中海の人々は、オリーブオイルをたくさん使用しているといわれています。このように体にいい影響を与えてくれるオリーブオイルですが、ビオ以外のものは、化学溶剤を使っていたり、トランス脂肪酸を含んでいたりする場合があるので、やはりビオが安心です。年齢を重ねるとどうしても、内臓機能などが低下するため、できるだけ体に負担のないものを口に入れたいものです。日常のお料理にビオオリーブオイルを取り入れると、無理なく健康的な食事を楽しめます。

 

ビオ・マルシェは美しさの源

 

パリの女性たちは、新鮮でヘルシーな食材が集まるビオ・マルシェを日常的に利用し、良質な食材を楽しみながら取り入れ、体の中から元気を保っています。体に優しい食生活は、精神の安定や美肌にも効果的なので、ぜひ真似してみたいですね。

 

文:ゴパート夏南子
筆者プロフィール:
オーストラリアでメディアや哲学を学んでいた大学時代に、ドイツ人の夫と学生結婚。大学卒業後、ヨーロッパへ移住し、翻訳家やライターとして活動。自身の経験を武器にジャンルを問わず、多方面の記事を執筆中。

 

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